「”蓮守(はすもり)” は大変。けど、綺麗やろ!」
およそ三十種の蓮が色とりどりに咲き乱れる蓮田。造園業を営む浦崎彰夫さんが、地域で荒れる一方の農地を何とかしたいと、 14年前に植え始めました。(2021年現在) 山から引く冷たい水は蓮の生育に最適。しかし毎年、猪などが蓮根を食べてしまうため、 柵などの対策を繰り返し、今年やっと思い描いた景色が実現できたそう。 あたりにはふんわりと蓮の香りが漂い、開いた花にはコガネムシが集まって、蜜に夢中。虫たちは受粉に活躍してくれます。 蓮の葉の粉末も商品として開発中。抹茶のように溶かして飲める微粉末で、お菓子などにも使えます。蓮の葉は、漢方では「荷葉(かよう)」と呼ばれ、身体に良い成分がたっぷり含まれているとのこと。 花はお盆には切花にして地域の行事で使われます。「まだまだこれから!気張って咲かしますよ」 蓮の花摘み&蓮香茶(れんかちゃ)作り体験…一人3000円、日時は予約時に相談を。(8月末頃まで) ※蓮香茶:蓮のつぼみの中に大和茶の茶葉を仕込み、蓮の香りをお茶に移します。